WebRTC漏洩テストの見方:追加IP・未確認・タイムアウト
WebRTC漏洩テストの読み方を解説。HTTPと一致するIP、追加の公開IP、公開アドレスなし、タイムアウト、非対応を区別し、無料検査の結果からVPNやブラウザ設定を確認できます。
WebRTC検査の実際の動作
WebRTCは通話・データ接続を支え、ICEが接続候補を収集します。STUNで公開側IPを知る経路が通常のWebと異なる場合があるため、公開IPと並べて確認します。
Cloudflare公開STUNの候補と今回のIPv4・IPv6を比較します。プライベート・mDNSは公開露出に数えず、既知のIPv6 /64内も同じ回線として扱います。表記の違いではなく追加公開回線を比べます。
WebRTC漏洩テストの手順
普段使うブラウザで意図したVPN設定を有効にして確認します。カメラ・マイクの許可は要求しません。
- VPN確認を開き、IPv4・IPv6の結果を待ちます。
- 接続検査ごとに実行するWebRTC欄を確認します。候補収集は最大3秒待ちます。
- 追加IPがあればVPN・ブラウザ設定を確認。ただし追加IPだけで漏洩は確定しません。
- 未確認なら制限と接続を確認して再試行します。自分で有効にした保護が欠測に影響することも考慮してください。
IPより先に状態を読む
収集の完了と比較は別の問いです。完了して公開IPなし、途中終了して一部IPだけ、という場合があります。
| 状態・結果 | 確認できたこと | 対処 |
|---|---|---|
| 比較済み・観測IPが一致 | 収集が完了し既知の公開回線内のIPを取得 | 比較結果でありVPN全体の保護証明ではない |
| 観測済み・追加IP | HTTP観測範囲外の公開IPを取得 | IP・VPN経路を確認。未完了一覧には他のIPがある場合も |
| 未確認・公開IPなし | 完了したが比較用公開IPなし | ブラウザ保護やSTUN遮断を考慮 |
| 未確認・収集タイムアウト | 制限時間内に収集未完了 | 再試行し、漏洩なしとは判断しない |
| 未確認・検査未完了 | APIはあるが初期設定に失敗 | ブラウザ制限・接続エラーを確認 |
| 非対応・WebRTC APIなし | ブラウザがAPIを公開していない | このブラウザでは実行不可 |
追加IPの例を読み解く
VPN後のHTTPが198.51.100.24、WebRTCが203.0.113.42も示す例を考えます(文書用IP)。後者を接続前に保存していれば経路を調べる理由になります。直接接続を保存していなければ追加IPが自宅回線とは確認できません。
先に収集完了を見ます。タイムアウト時の追加IPも有用ですが一覧は不完全かもしれません。VPNのブラウザ除外・WebRTC手順を確認して同条件で再比較します。サポートには状態・日時・変化を伝えてください。候補から自宅位置・身元・VPN事業者を特定する機能ではありません。
| WebRTCの観測 | 収集中 | 読み方 |
|---|---|---|
| 198.51.100.24のみ | 完了 | 比較済み:HTTPと一致 |
| 198.51.100.24と203.0.113.42 | 完了 | 観測済み:追加公開IP。保存した比較元と確認 |
| 198.51.100.24のみ | タイムアウト | 未確認:一部一致でも一覧全体の完了は未証明 |
| 203.0.113.42 | タイムアウト | 観測済み:収集未完了でも追加IPは要確認 |
| 192.168.1.5または.local名のみ | 完了 | 未確認:比較する公開IPではない |
公開IPなしが判定不能となる理由
ローカル候補のみ、詳細非表示、STUN未到達などが起こります。保護設定と整合しても、別ブラウザ・通話・アプリでの動作は証明しません。
同じ回線条件で再実行し、IPv4・IPv6全体も比較します。DNS漏洩は専用権威DNS検査が必要で、VPN分類・ブラウザ指紋検査とも別です。
よくある質問
公開IPなしなら漏洩テスト成功ですか?
判定不能です。比較用の公開IPがありません。ブラウザ制御・ローカル候補のみ・STUN遮断などが考えられます。
WebRTC検査がタイムアウトするのはなぜですか?
収集が制限時間内に完了しなかった状態です。回線・制限・STUN到達性が影響します。部分的に一致してもタイムアウトは未確認です。
全てのVPNの元IPを見つけられますか?
いいえ。この検査でブラウザが示した公開IPだけです。正しい経路・制限なら想定IPのみ、またはIPなしになる場合もあります。
カメラ・マイクの許可は必要ですか?
いいえ。データチャネルで接続候補を集めるだけで、音声・映像の要求や録音はしません。